損益通算の順番

損益通算できる所得とできない所得があるというおはなしをしました。
損益通算ができる所得については、損益通算をする順序が決まっています。
自由に通算できるというわけではないんですね。

損益通算の順番

まずは総合課税の所得8つを2つのグループに分ける

まずは総合課税の所得8つを2つのグループに分けます。

経常所得グループ

経常所得グループは以下の所得です。

  • 事業所得
  • 不動産所得
  • 利子所得
  • 配当所得
  • 給与所得
  • 雑所得

譲渡・一時所得グループ

譲渡・一時所得グループは以下の所得です

  • 譲渡所得
  • 一時所得

まずは各グループで損益通算

まず経常所得グループ、譲渡・一時所得グループ、それぞれのグループ内で損益通算をします。

それでも損失が残っている場合

それでも損失が残っている場合には、これら2つのグループ間で損益通算をします。
譲渡・一時所得グループの損失を損益通算するときは、そのまま差し引きますが、経常所得グループの損失を譲渡・一時所得グループから差し引くときは、まず譲渡所得から差し引き、その後一時所得から差し引きます。
譲渡所得の金額の中に短期と長期がある場合には、まず短期の譲渡所得から差し引きます。
総合課税の長期譲渡所得と一時所得は、2分の1をする前の金額から差し引きます。
それでもまだ損失が残っている場合には、山林所得と損益通算します。
まだ損失が残っている場合には、退職所得と損益通算します。