【書評】DIE WITH ZERO

「貯めずに使え!ゼロで死ぬということ」

若くして早期リタイアしたい「FIRE」ムーブメントが起こる昨今、お金の「貯め方」「稼ぎ方」に関する書籍が多数出版されています。

そんな中お金を「使い切る」というお金の使い方に焦点を置いた新しい視点のお金の教科書をご紹介していきたいと思います。

本日ご紹介するのは、ダイアモンド社から出版されているビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO~ゼロで死ね~」です。

著者はアメリカ領ヴァージン諸島を拠点とするコンサルティング会社のCEOであり、1億2000万ドル以上の資産を抱えるヘッジファンドマネージャーやハリウッド映画プロデューサー・ポーカープレイヤーなど様々な分野で活動しているお金に好かれた天才です。

アリとキリギリスではアリはせっせと働き、冬も生き延びられました。

しかしキリギリスは遊んで幸せに暮らして死んでしまいます。

この童話はアリは称賛される存在に位置されています。

ですが今回、著書ではアリに焦点を当て「果たしてアリは幸せだったのか」を問う話になっています。

そうです、「お金を貯めること」が目的になって「お金をつかわずに死んでしまっては」元も子もないのです

お金の使い方についてのポイントを、本書からわたくしなりに2つまとめましたので、お聞きください。

1つ目に「一刻も早く経験にお金を使う」ということがポイントにあげられます。

歳老いれば人は「経験」つまり思い出だけが残ります。

体力もない、力もない、お金があっても使えない状況になったとき人は脳しか使えません。

毎日過去の日々・若かりしころの経験に想いを馳せて過ごします。

つまり、経験は最後まで残る財産であるということです。

若いうちにしかできない旅行や経験を逃し、人生の豊かさをお金のために削ってしまうことはよくありません。

これこそアリとキリギリスのお話と同じです。

もちろんお金を貯金したり稼いだり、節約することは大切です。

しかし使わなければ経験はおろか物も何もかも手にはいれることができないのです。

つまり、何かを経験するということはお金よりも価値があるということを忘れずにおいて欲しいということです。

2つ目は「子どもには死ぬ前に与える」ということです。

お金は使わなければただの紙切れです。

一万円札を作るのに一万円もかからないことはだれもが知っていることでしょう。

ではなぜあなたはお金を貯めるのでしょうか?

  • 老後が心配だから
  • 〇〇が欲しいから
  • 孫や子へ遺産を残したいから

色々な考えがあるでしょう。

例えば「遺産を残したい」にフォーカスしてみましょう。

遺産は本当に死んでからもらうほうが嬉しいと思いますか?

いわゆる「死んだ悲しみとともに入ってくるお金」というわけです。

ではどうでしょう、生前贈与で「遺産贈与」をしたお金は価値がないのでしょうか?

いわゆる「相手が生きているときに受け取り側が若いうちにもらえるお金」というわけです。

後者がどう考えても価値が高く感じられるのは気のせいでしょうか?

1つ目に挙げた通り「経験」にお金を使うことは大金を得るよりもはるかに重要です。

しかし、経験にも体力が必要でしょう。

つまり、歳老いていくにつれて経験できることは残念ながら減っていってしまいます。

死んでもらうお金よりも生きているうちに貰うお金。

年老いてもらうお金よりも若いうちにもらうお金。

ここまで聞いていただいたあなたなら、どちらも後者の方が価値があるといえるという筆者の主張が、ご理解いただけるのではないでしょうか?

本日はDIE WITH ZEROについて本要約してきました。

このようにお金を使うことの大切さや使う意義について書かれたとても読みやすい有益な内容の書籍になっています。

気になった方はぜひお手に取って読んで頂けますと幸いです。