【書評】学校では教えてくれないお金の授業

この書籍は「多くの日本人がきちんと理解できていないお金の話を学べる教科書」です。

本日は、PHP研究所から出されている、山崎元著「学校では教えてくれないお金の授業」について本要約していきます。

著者は経済評論家であり、専門は「資産運用」だそうです。現在は楽天証券経済研究客員研究員で獨協(どっきょう)大学経済学部特任教授であり、マイベンチマーク代表取締役という素晴らしい肩書をもついわばお金エリートです。

著書は「お金を大量に稼ぐ方法」ではなく、日本人が知らないけれど、知らなければ損をする「銀行」「証券会社」「保険」「年金」…などのお金のしくみや知識を惜しみなく披露されている1冊になっています。

日本人の必読書といっても過言ではありません。

1限では「お金との付き合い方」

2限では「収入と支出のバランス」

3限では「銀行や証券会社との付き合い方」

4限では「利回りについて」

5限では「大きな買い物をするときのこと」

6限では「初心者のための投資の基本」

7限では「株式投資の具体的な手法」

8限では「投資信託でお金を増やす方法」

9限では「資産運用の話」

10限では「お金の価値やバブルなど経済について」

を順に学んでいきます。

本日は、全て日本人に知ってほしい内容なのですが、全ては紹介しきれませんので、特に基礎として知っていてもらいたい2限目の内容である「収入と支出のバランス」について要約していこうと思います。

お金を持つもの、使うものとして「収入と支出のバランス感覚」を持つことは非常に大切になってきます。

手元のお金を増やすにはまずは貯金することが必須です。

そのためには収入以下の支出に抑える必要があります。

収入-支出の額が大きければ大きいほどお金は貯まっていきます。

しかし、なかなか来月から給与を+3万、5万とすることは、フリーランスなら別かもしれませんが、会社員ではかなり難しいでしょう。

つまり、まずはお金を増やしたいなら、収入を増やすより支出を減らす方が手っ取り早いということです。

みなさんお金持ちになりたいと思うと、

「投資でお金を増やしたい」

「給与をアップさせたい」

「お金が降ってこないかな」

とどうしても収入を増やす方に考えがちではないでしょうか?

実は収入は変わらずとも、ムダな支出を排除すれば貯金できる額や手元資金は増えるのです。

  • 本当にこれ以上削れる無駄な支出はないのか?
  • ムダに忘れている固定費はないのか?
  • 携帯代は高すぎないか?
  • いらないサブスクに契約していないか?

しっかり家計を見直すところからはじめましょう。

また、近年は「老後不安商法」として、貯金型の保険や貯蓄性のある年金保険が大流行しています。

老後2000万問題を背景に、〇〇歳になったら定期的にお金がもらえるといったような保険です。

しかし、そのような保険は「固定費」つまり「固定支出」増えることからこの書籍では不要と考えています。

実際、貯蓄型保険の相場は数千円~数万円。

では、その額を毎月自分で貯蓄したらどうでしょうか?

そうすれば、途中解約でお金が減ることもなければ、病気や結婚・怪我など必要な時に使えるというお金の流動性も確保されます。

なぜ月々5000円も貯蓄できないのに、月々1万円もする保険に入るのでしょうか?

何十年もつかえない流動性のないお金なのにも関わらず…。

途中解約したらお金が目減りしてしまうお金なのにもかかわらず…。

よく考えてみてください。

つまり、この保険というのも無駄な支出の1つだということです。

不安商法に騙されてムダな支出をするようなことがないように注意しましょう。

これらのような「知らなきゃ損する」お金の話がこの書籍には盛り沢山です。

他にも、資産運用に関するお話や、銀行や証券会社との付き合い方、買い物の仕方までが解説されている良書になっています。

これを機に、家計を見直すきっかけにしてほしいと思います。

ぜひ、お手に取って家族で読んで頂けますと幸いです。