【書評】マインドセット

スポーツ・ビジネス・恋愛・友人・人間関係…全てはマインドセットで決まるということをご存じでしょうか?

本日は、スタンフォード大学発の世界的ベストセラー、キャロル・S・ドゥエック著「マインドセット~やればできる!の研究~」を要約していきます。

著者はパーソナリティ・社会心理学・発達心理学・成功心理学の世界的な権威であり、イエール大学で心理学博士号を取得後、現在はスタンフォード大学心理学教授をしています。

人間のモチベーション・人間関係・メンタルヘルスに関して30年以上も研究しているいわば心理学のプロです。

そんな彼が20年以上の膨大な研究調査から「成功と失敗」や「勝ち負け」のすべてはマインドセットで決まるということを発見しました。

そんなマインドセットには「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」の2種類があります。

「硬直マインドセット」とは結果思考である考え方のことを指します。

結果が重要であるという考え方から、失敗に否定的であり、失敗を恐れるため困難から逃げたり、壁に直面したときにずるをしたりという傾向がある考え方だそうです。

「しなやかマインドセット」とは反対にプロセス志向である考え方のことを指します。

常に成長志向であることから、挑戦しないことに否定的であり、失敗を大いに肯定しています。そのため、困難にはむしろ立ち向かっていく傾向がある考え方だそうです。

さて、ここまで聞いてみて、どちらのマインドセットを持つほうが成功に近いと感じますでしょうか?

恐らく後者の「しなやかマインド」であると感じる方がほとんどでしょう。

そして多くの経営者やスポーツ選手を分析したところ、この2つのマインドにわけることができたそうです。

「しなやかマインドセット」であった経営者やスポーツ選手は、芽が出るのがたとえ遅かったとしても、長く成功を継続させている人が多い傾向にありました。

反対に「硬直マインドセット」であった経営者やスポーツ選手は、短期的な成功の可能性はあったとしても、ほとんどが沈む船であることが多い傾向にありました。

たかがマインド、されどマインド。

考え方1つでここまでの変化が出たんです。

では、どうすれば「しなやかマインドセット」を手にすることができるのでしょう?

それは「プロセスを認め褒めること」であると著者は言います。

あなたは今まで「100点を取ってすごいね」「試合で点を入れられてすごいね」「宿題を早く終わらせてすごいね」と結果を他人に褒められ・自ら褒めてきていませんでしたか?

実は「結果」をほめることは逆効果です。

「硬直マインドセット」は結果を大事にしがちな傾向にあります。

つまり、「しなやかマインドセット」になるには、結果よりもプロセスが大事であることを認識することが重要なわけです。

もっと簡単にいうならば、結果よりも「挑戦したこと」「挑戦しようと思ったこと」「そのために努力したこと」を褒める必要があるということです。

あなたが成功したときは「人よりもすぐれていたからではない。努力の仕方が人よりもすぐれていたんだ」と考える。

あなたが失敗したときは「人よりも劣っていたのではない。努力をしたことが大切なんだ。次は努力の仕方をもう少し工夫しよう」と考える。

結果を認めず結果を責めない。

これがあなたの目指すべき「しなやかマインドセット」なのです。

ビジネス・スポーツ・恋愛・友人・人間関係、生きていく上でのすべてに影響を与えるマインドセットを「しなやかマインドセット」にしませんか?

あなたの人生もきっと前向きに変わっていくはずです。