docomo、au、SoftBank、3キャリアのSIMロック解除の方法は?

キャリアスマホのSIMフリー化

スマホにどのSIMでも利用できるようにする、SIMロック解除というものがあります。
いわゆるSIMフリー化です。
2015年5月1日に実施された携帯電話のSIMロック解除義務化にともなって、NTTドコモ、au、ソフトバンクでは義務化に合わせてSIMロック解除の条件や手続き方法などについて公開しています。
ドコモとソフトバンクの一部のスマホは、2015年の4月までに発売された端末であればショップでSIMロック解除ができます。
5月以降に発売された端末については、どのキャリアも概ね購入日から6カ月以上経過していることを条件にSIMロック解除を行うとしています。
これらの条件が合えば、手持ちのスマホをSIMロック解除して格安SIMを挿して使えますので、検討してみると良いでしょう。
また、ドコモのスマホならSIMロック解除をしなくても格安SIMをそのまま利用することができます。

3キャリア SIMロック解除の条件

端末を購入したキャリアのSIM以外を挿入しても通話や通信が利用できないようにする「SIMロック」を解除し、どのキャリアのSIMを用いても利用できるようにする、SIMロック解除。
5月1日に実施された携帯電話のSIMロック解除義務化にともなって、NTTドコモ、au、ソフトバンクでは義務化に合わせてSIMロック解除の条件や手続き方法などについて公開しています。
各キャリアのSIMロック解除の仕組みを、改めて確認してみましょう。

ドコモのSIMロック解除方法

2015年の4月までに発売された端末

SIMロック解除に対応した端末をドコモショップに持ち込み、3000円を支払えばSIMロック解除は可能。
「ネットワーク利用制限」や「おまかせロック」、「ケータイ補償ロック」がかかっていない端末であれば、今日購入した端末や、中古端末などであっても基本的に解除できます。
ただし全ての端末がSIMロック解除できるわけではなく、特に人気が高いアップルのiPhone・iPadシリーズは解除非対応端末となっている点に注意が必要です。

5月以降に発売された端末

NTTドコモのWebサイトによると、以下の5つの条件をクリアする必要があります。

  • ネットワーク利用制限、おまかせロック等の各種ロックがかかっていないこと
  • ご利用料金の支払い実績が確認できること
  • 契約者ご本人の購入履歴がある機種であること
  • 端末購入日から6カ月以上経過していること
  • すでにドコモを解約済みの場合、解約日から3か月以内であること

4月以前の端末と比べ、大きく異なるのは、3つめと4つめの条件です。
契約者本人、つまり自分自身が購入した端末で、かつ購入日から6カ月が経過していなければ、SIMロック解除できなくなりました。
中古端末を購入してSIMロック解除することはできなくなり、解約済みの端末であっても、条件5にあるように、3カ月以内にSIMロック解除しなければ一切SIMロック解除できなくなってしまっています。
ただし条件4に関しては、SIMロック解除手続きをする「回線」でSIMロック解除の実績があり、かつ前回のSIMロック解除から6カ月が経過している場合は、端末購入日から6カ月未満であってもSIMロック解除ができるようになりました。
元々SIMロック解除は、海外滞在中に現地のSIMを挿入し、通信費を安く抑えたい人が多く利用しており、そうしたニーズに応えるための措置といえそうです。
SIMロック解除に関する制約は増えた一方、解除の手続きは簡単にできるようになりました。
5月以降発売の端末はドコモショップだけでなく、電話、さらに同社のWebサイト「My docomo」で解除手続きができるようになりました。
料金に関しても、My docomoで手続きする際は無料で解除できるようになっています(それ以外の場合は3000円)。
ちなみにフィーチャーフォンやデータ通信端末など、一部端末を解除する場合はドコモショップへの持ち込みが必須となるものの、解除料はかからないとのこと。

auのSIMロック解除方法

2015年の4月までに発売された端末

SIMロック解除に対応していません。

5月以降に発売された端末

auのWebサイトでSIMロック解除条件を確認すると、条件として提示されているのは

  • 1.2015年5月以降に新たにauで発売されたSIMロック解除機能対応のスマートフォン/タブレット/Wi-Fiルーターなどであること
  • 端末購入日から180日以上経過している機種であること

の2つのみとなっています。
1に関しては、5月1日以降発売の端末となっているものの、実際は4月23日発売のGalaxy S6 edge SCV31も対象機種となるようです。
そして2に関しては、NTTドコモと同様6カ月の解除制限が付き、SIMロック解除の実績の有無にかかわらず、解除までの期間は一定となるようです。
NTTドコモとの大きな違いとして挙げられるのが、自身が購入した端末でないとSIMロック解除できないという条件が設けられていないこと。
従って、他の人から譲ってもらった端末や、中古端末であってもSIMロック解除は可能となります。
なおSIMロックの解除方法は、Webサイト上の「auお客様サポート」と、auショップへ持ちこんでの解除と、2通りが用意されています。
前者は契約者が購入した端末のSIMロック解除に限られますが、無料で解除できます。また後者に関しては契約者以外が購入した端末の解除も可能ですが、3000円の手数料がかかるとのこと。

ソフトバンクのSIMロック解除方法

2015年の4月までに発売された端末

BLADE Q+、301F、201HW、009Z、008Zの5機種のみ、ショップに持ち込んで3000円の手数料で解除可能。

5月以降に発売された端末

ソフトバンクのWebサイトからその条件を確認すると、おおむね以下となるようです。

  • 購入日から180日が経過している
  • ネットワーク利用制限の対象ではない、または安心遠隔ロックなど製品の機能を制限するサービスを解除している
  • 解約済み端末は、解約後90日以内、かつ契約していた本人に限り解除可能

これらの条件を見ると、実質的に端末を購入した本人で、かつ6カ月経過しないと解除できないということです。
過去のSIMロック解除実績が考慮されない点を除けば、NTTドコモの条件にかなり近い条件設定といえます。
解除方法に関しては、同社のWebサイト「My SoftBank」と、ソフトバンクショップ店頭での受付となり、前者は無料、後者は手数料3000円となっています。こちらは、auとほぼ同等の内容です。
ちなみに、同じソフトバンクが提供する端末であっても、「ワイモバイル」ブランドの端末に関しては、現時点ではSIMロック解除の条件が発表されておらず、具体的な条件は不明です。

SIMロック解除後は通信方式と周波数帯に注意

SIMロックを解除した端末に他キャリアのSIMを挿入して利用する場合、十分なパフォーマンスが発揮できない場合があることに、十分注意する必要があります。
各キャリアが販売しているスマートフォンは、そのキャリアの環境に合わせて最適化されています。
他キャリアのSIMカードを挿入した場合、必ずしも同じ性能を発揮できるとは限らないのです。
注意すべき要素の1つは、auの端末を他キャリアのSIMで利用する、あるいはSIMロック解除した端末に、auのSIMを挿入して利用する場合。
auは3Gの通信方式が他キャリアと異なり、最近の端末では音声通話にVoLTEを使用していることが多いため、auの端末とSIMのセット以外で利用した場合、音声通話に何らかの制限が出てくる可能性も考えられます。
また通信のパフォーマンスを最大限に発揮する上では、周波数帯も十分注意する必要があります。
各キャリアとも保有している周波数帯には違いがあり、他キャリアの周波数帯に一部対応していない端末も多く存在します。この周波数帯の違いが、場所によって大きな問題を引き起こす可能性があるのです。
代表的な事例でいうと、NTTドコモの800MHz帯(LTEでいうところの「バンド19」)が挙げられるでしょう。
NTTドコモは特に地方や山間部で、この800MHz帯のみを用いてエリアをカバーしていることが多いため、800MHz帯に対応していない端末にNTTドコモのSIMを挿入して利用した場合、NTTドコモのカバーエリアであっても、地方で通話や通信が全く使えなくなってしまうことも、十分起こり得るのです。
各キャリアともSIMロック解除義務化以降の解除対応端末の周波数帯を公開していますが、それらを比較してみると、現在のところ3キャリアが共通して対応している周波数帯は、実質的に2GHz帯(バンド1)のみとなっています。
SIMロック解除した端末を快適に活用するうえでは、十分な下調べが必要だということを、よく覚えておきましょう。